
春は、けぶるような美しい芽をふき、夏には園庭をいっぱいに葉をひろげて子どもたちにこよなき樹蔭をつくり、秋には美しく紅葉して珍しく大きな“ぎんなん”の実を落とし、冬は落葉して、暖かい太陽の恵みをその枝間を通して園内に投げかけている大きな銀杏、園庭にそそり立つこの緑ゆたかな大きな銀杏には双葉の歴史が深く刻みこまれています。
双葉幼稚園は戦後間もない昭和25年2月、深川の地では最も早く認可開設されました。当時はまだ教育の混乱期で義務教育復興が精一杯のため、幼児教育施設の復興などはまだまだ夢であった時代に、いち早く人間形成の基礎教育として最も大切な幼児教育を振興するために創設されたのが双葉幼稚園です。
双葉幼稚園は宗教法人心行寺の経営として日本文化の創造に多大な影響を及ぼした仏教精神を基調にして、学校教育法に基づく幼児教育の理念を教育方針として運営されています。

人間の一生のなかで、子どもが生まれてから、小学校へ入学するまでの期間ぐらい、心身ともにめざましい発達をすることはありません。特に3才から5才までは、子どもにとって、心とからだの基礎ができあがる大切な時期です。 例えば、強い体力は幼少のころに養っておかなければなりません。また「思いやり」、「感謝」といった情操、さらに自主性・統率力などもこの頃に芽生えてまいります。このかけがえのない時期に、よりよい教育環境の中で、きめこまかい保育をうけて丈夫なからだと心のやさしさを身につけることは、人間形成の上で最もだいじなことではないかと思います。
人間形成に大切な宗教的情操をゆたかにしつつ、一人ひとりの個性を生かし、その能力、想像力を最大限に引き出し、のばしていくことを前提に、この望ましい5つの人間形成を大きな狙いとして、独自の指導計画に基づき、保育の実践にあたります。